家族が認知症と診断されたら、これからどうなるか不安でたまらない人も少なくないでしょう。
また、進行すると様々な悩みが出てくるものです。
このサイトでは、家族が認知症になった時に感じる代表的な疑問や悩みを記載しています。
是非、内容をご確認頂き、治療にお役立てください。
認知症患者数は、年々増加しておりある調査では、60歳以上の人が認知症になる可能性は55%だと言われています。
自分が高齢の年代に入っているならば、自分自身や配偶者が認知症になるかもしれないし、親が認知症になる可能性もあります。
アルツハイマー病は、症状が時間とともに進行し、そして決してもとに戻ることが無く悪化していきます。
そのような病気をもって生きるという事はたいへん辛い経験と言えます。
そして楽しみにしていた老後の夢や計画も奪われ、予想もしなかった多くの問題につきあたり、苦悩にとらわれてしまします。
私たちは、認知症で苦しむ方の不安を少しでも和らげることが出来るような配慮を大切にしたいと考えています。
認知症は、記憶障害を伴う認知機能の障害によって社会で活躍したり、ひとりで生活したりすることが困難になる病気です。
この代表的な病気がアルツハイマー型認知症ですが、他にも脳血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症など、認知症を主症状とする脳の病気は沢山あります。
認知症になると日常生活が一人では営めなくなります。
認知機能とは、簡単に説明しますと、人と人との交流に必要なコミュニケーション能力であり、また人が生活するに必要な能力でもあります。
ですのでこの能力が冒されると、自分の考えや希望を他者に伝えること、困ったときの適切な解決方法、物事の善し悪しの分別など、以前は問題なくできていたことができなくなります。
また読んだり、書いたり、作ったり、しゃべったり、人間が持つ高度な能力も冒さ、これらの行為もできなくなります。
このように、認知機能とは、知能とほぼ同じ能力で、この能力が冒されるために社会での混乱や生活上の混乱を来たし、ケアなしでは生活できなくなります。
まだ明らかでない部分もありますが、穏やかでのんびりした性格の人や、外交的で活発な社会生活を送っている人は、認知症の発症率が低いことが研究からわかっています。
一方、自己中心的、わがまま、几帳面、非社交的などの性格は認知症を発症するリスクを上げるというデータもあります。
日常生活で強いストレスを感じている人も、ストレスホルモンが増え、記憶障害だけでなく、免疫機能が低下して病気にかかりやすくなります。
活動的な生活を送る、さまざまなレジャーを楽しむ、社会的な関わりを充実させるなどのライフスタイルを送ることで、認知症が予防できるそうです。
わかっているのに思い出せない。集中できない。やる気が出ない。
最近なんだかさえないのは「年のせい?」「認知症?」と不安になっていませんか?
でも、年のせいで認知症になったりはしません。
まず原因になる病気について正しく理解し、対処していくことが大切です。